櫻井みどり
1991年よりパリ在住。2000年パリに隣接するアーティスト村モントルイユにアトリエを持つ。

文学部日本文学科中古物語文学専攻。
1991年 株式会社学習研究社のデザイン誌『FP』の契約特派記者として渡仏。ついで株式会社美術出版社『デザインの現場』契約記者となり、『ヴォーグ・パリ 日本版』(コンデ・ナスト社)元編集長故松本弘子女史の編集アシスタントを兼任。

アーティスト活動

1996年平行して立体や写真作品を創り始める。98年複数の振付家とのコラボレーションで舞台美術や衣装を担当。その経験から光のパフォーマンスに表現手段を見出す。素材を通して(とりわけ光の効果で)新たな空間を紡ぎ出し、闇に隠された人体の先に数々の未確認異生物体を創り上げてきた。2005年それまで闇の中に埋もれていた自身の肉体を新たな素材として再発見し、ビデオと写真に取りかかる。同時にパフォーマンスによる追究は一応の決着をみたので、今後別の形で舞台に関わっていく可能性はあるが、ひとまず打ち切った。2006年よりビデオを建築物にプロジェクションする現場活用型インスタレーションを開始。それが目下の活動の中心となっている。